里山での「しごと」について
農業をして都心のファーマーズマーケットで販売する、農村定住起業の制度を使って飲食店を営む、里山で新たな仕事を生み出す、都市部に近い利便性を活かして通勤するなど、神戸の里山だからできる「しごと」があります。
農村定住起業
農村地域へ定住する方が、地域の同意を得て起業するしくみです。
→事前予約はこちらからお願いします。
木全さん夫妻
家族の時間も増えた、ごはんやさん。
2019年6月に、奥さまの地元である北区淡河町の実家を改装し、「ごはんやさんキモリ」をオープンされた木全さん一家。
それまでは東京にお住まいで、旦那さまは日本料理人を、奥さまはお花屋さんで働かれていましたが、淡河町の実家に戻り、かつて牛の飼育小屋だった場所をリノベーションしてお店をオープンされました。旬の野菜を作った会席ランチや店内の雰囲気が大人気で、連日多くの方が訪れています。夕方にお店を閉めた後は子どもたちとゆっくり散歩。家族との時間も増えた生活スタイルに変わりました。
利用した支援制度・定住コーディネーター ・定住起業
里づくりの拠点施設
地域の里づくり協議会が主体となって運営する地域活性化の拠点施設です。
淡河宿本陣跡
かつて参勤交代の大名も利用されていたと言われる「淡河本陣」が50年以上空き家となっていました。2015年、地域の有志のメンバーによって財団法人を立ち上げ、町内外問わず多くの人を巻き込み、地域の拠点として復活を果たしました。現在はカフェの運営を中心に、様々なイベントやレンタルスペースとして多くの人に活用できる場所になっています。
神戸農村スタートアッププログラム
神戸市では、2019年度より、農村地域(北区・西区)での起業や事業づくりに特化した、創業支援プログラムを行っていま す。
神戸の農村に関係する事業者、農家、大学研究者、移住コーディネーター、デザイナーなど、多様なアクターがプラットフォームチームをつくり、活動を進めています。
https://kobenoson.jp/
住民の声
小西さん夫妻
仕事は変えずに、自然の中で子育てを。
もともと兵庫区のマンションに住んでいた小西さん一家。
子どものために、のどかで空気のきれいな場所に移り住みたいと考えていました。ご主人は神戸の都市部で働かれていますが、1時間強で職場まで通えるため、仕事を変えずに農村地域に移住。
自然を満喫しながら家族で生活されています。
利用した支援制度・定住コーディネーター ・空き家バンク
中井さん
新規就農者の拠点として
食の大切さ、シンプルだけど豊かな暮らし方を探求したくて勤めていた会社退職し、新規就農を志した中井さん。
北区大沢町でブルーベリーを中心とした農家に転身。当初はアパートから畑に通っていたため、袋詰めなどの作業場がなく苦戦していましたが、空き家バンクを活用し隣町の八多町にある一軒家に移住し作業効率もUP。新鮮な野菜を日々届けています。
利用した支援制度・定住コーディネーター ・空き家バンク
岡脇さん夫妻
足繁く通い、地域の信用を。
旦那さんは神戸市西区の自然豊かな場所で幼少期を過ごしていました。大人になっても自然に興味や関心があり、定住相談会に参加。そこではいい物件に巡り合えなかったものの、複数回地域に足を運ぶことで繋がりを持ち、無事淡河町へ移住。
移り住んでからご結婚され、お子さんにも恵まれました。お仕事は以前と変わらず、三田市へ通勤されながら田舎での子育てを楽しんでいます。
利用した支援制度・定住コーディネーター ・空き家バンク